人魚王子
ネタバレなし!感動や衝撃、胸キュン、没入感を可視化
読み終わった後、しばらく呆然として動けなくなるほどの余韻。エモスコア「切なさ 9.4/10」が示す通り、心の柔らかい場所をぎゅっと掴まれる、尾崎かおり先生の至高の短編集です。
エモスコアポイント
『人魚王子』のエモスコア
エモスコア・ハイライト
胸が締め付けられるような、美しい痛みがここにあります。「あの頃にはもう戻れない」という喪失感と、それでも前を向く強さに、涙が止まらなくなりますよ。
大袈裟な泣かせ描写ではないんです。静かに、でも確実に心に染み渡ってくる温かさがあって、読んだ後もしばらく余韻に浸ってしまいます。
ムードスコア・ハイライト
まるで上質な小説を一本読み終えたかのような読後感です。セリフの一つ一つ、背景の描写にまで意味が込められていて、何度読み返しても発見がありますよ。
ページを開いた瞬間、潮の香りや雨の音が聞こえてくるような世界観の作り込みが見事です。現実を忘れて、物語の世界にどっぷりと浸れます。
編集部の読感ガイド!
- こんなあなたに読んでほしい
- ふと昔の恋を思い出して胸がチクリと痛む夜や、今の居場所がどこか居心地悪くて『どこか遠くへ行きたい』なんて思ってしまう時に。
- 読むとどうなれる?
- まるで冷たくて透き通った水を一杯飲んだ後のように、心の澱(おり)がすっと消えていきます。寂しさを無理に消すのではなく、「この寂しさも悪くないな」と、自分の感情を愛おしく思えるようになりますよ。
- おすすめの読書環境
- 休日の夕暮れ時、部屋の電気を点けるのを少し我慢して、薄暗い中で温かいミルクティーを片手に。
※気になったら、まずは1巻をチェック!
『人魚王子』のネタバレなし紹介
もしあなたが、「短編漫画なんて、長編ほどの感動は味わえないでしょ?」と思っているなら、この作品がその常識を覆します。結論から言うと、これは漫画という形をした「文学」であり、私が今年読み返した中でもトップクラスに心が震えた一冊です。エモスコア「切なさ 9.4/10」という数字が示す通り、ここには胸が張り裂けそうなほどの感情が詰まっています。
物語の表題作『人魚王子』は、複雑な家庭事情で沖縄の島に越してきた少女と、そこで出会った不思議な少年のひと夏を描いたお話です。設定だけ聞くとファンタジーのように思えるかもしれませんが、描かれているのは、誰もが一度は経験する「居場所のなさ」や「誰かと繋がりたいという渇望」といった、痛いほどリアルな感情なんです。
尾崎かおり先生の凄さは、言葉にできない感情を「空気感」として描く力にあります。視線の交わし方、沈黙の間、夏の湿った空気までが紙面から伝わってくるようで、エモスコア「深み 9.2/10」をつけざるを得ませんでした。派手な演出はないのに、ページをめくる手が止まらない。登場人物たちの繊細な心の揺れ動きが、まるで自分ごとのように流れ込んでくるんです。
派手なアクションや刺激的な展開を求めている人には物足りないかもしれません。でも、日常の中でふと孤独を感じたり、美しいものに触れて泣きたくなったりするような、感受性豊かなあなたには、間違いなく宝物になる一冊です。読み終えた後、きっと誰かに優しくしたくなりますよ。
作品基本情報
この作品とエモスコアの分布が近い作品
この作品とエモスコアの分布が逆の作品
【漫画rawや海賊版サイトからの違法ダウンロードは犯罪です】
令和3年1月1日から著作権法が改正され、漫画などの海賊版サイトから違法にアップロードされたコンテンツと知りながらダウンロードする行為は違法となりました。
刑事罰の対象となる場合もあり、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性があります。
海賊版サイトの利用は、作品を創作するクリエイターや出版社に正当な利益が還元されず、新たな作品の創作を困難にします。私たちが良質な作品を楽しみ続けるためにも、必ず正規の配信サービスをご利用ください。
