バックホームブルース
ネタバレなし!感動や衝撃、胸キュン、没入感を可視化
人生のほろ苦さを知る大人にこそ読んでほしい。長尾謙一郎が描く、詩的で少し不思議な「喪失」の物語たち。エモスコア「切なさ 9.5/10」が示す通り、読後の余韻が凄まじいです。
エモスコアポイント
『バックホームブルース』のエモスコア
エモスコア・ハイライト
ただ悲しいだけじゃないんです。懐かしさと痛みが入り混じった、胸を締め付けられるような「大人のブルース」がここにありますよ。
涙がドバっと出るというより、じわじわと心に染み渡る感覚ですね。読み終えた後、誰かのことをふと思い出したくなります。
ムードスコア・ハイライト
一度読んだだけでは汲み尽くせないメッセージ性があります。ふとした瞬間に読み返したくなる、スルメのような味わい深さですよ。
独特な空気感に、気づけば引きずり込まれています。現実世界から少し浮遊して、彼らの物語を覗き見ているような感覚になりますね。
編集部の読感ガイド!
- こんなあなたに読んでほしい
- 昔よく聴いていた曲がふとラジオから流れてきて、どうしようもないノスタルジーと、少しの後悔に襲われてしまった夜に
- 読むとどうなれる?
- 心の澱(おり)がゆっくりと沈殿して、明日は「まあ、これも人生か」と苦笑いしながらも、一歩だけ前に進めるようになります
- おすすめの読書環境
- 部屋の電気を少し暗くして、缶ビールか安めのウイスキーをちびちび飲みながら、一人掛けの椅子に深く座って
※気になったら、まずは1巻をチェック!
『バックホームブルース』のネタバレなし紹介
もしあなたが「最近の漫画はどれも綺麗すぎて、何かが物足りない」と感じているなら、この作品がその渇きを潤します。結論から言うと、これは漫画という形をした「純文学」であり、今年読んだ短編集の中で頭一つ抜けていました。エモスコアにおける「切なさ 9.5/10」という数字は、単なる悲劇という意味ではありません。胸の奥底に沈殿していた感情をすくい上げられるような、静かで強烈な体験を約束するスコアです。
物語は、様々な事情を抱えた人々が織りなすオムニバス形式です。故郷へ帰る男、失った誰かを探す女、あるいは現実と幻想の狭間に迷い込んだような不思議な劇団員たち。派手なバトルも、わかりやすい恋愛もありません。ただそこにあるのは、私たちが日常で見ないふりをしている「喪失感」や「やるせなさ」、そしてほんのわずかな救いです。長尾謙一郎先生特有の、少し毒を含んだユーモアが、逆にリアリティを浮き彫りにします。
この作品の凄みは、なんといっても「行間」の深さです。「深み 9.4/10」と評価した通り、セリフの一つひとつ、コマの余白にまで意味が詰まっています。ラフで荒々しいタッチの絵柄なのに、なぜか登場人物の表情が痛いほど心に刺さるんです。言葉にできない感情を絵で表現する力が圧倒的で、ページをめくる手が止まる瞬間が何度もありました。
仕事や人間関係に揉まれ、自分の弱さを知ってしまった30代、40代の方にこそ読んでほしい一冊です。読み終わった後、劇的に元気になるわけではありませんが、自分の人生の「ブルー(憂鬱)」さえも、少し愛おしく思えるようになりますよ。ぜひ、静かな夜のお供にしてください。
作品基本情報
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この作品とエモスコアの分布が逆の作品
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