住みにごり
ネタバレなし!感動や衝撃、胸キュン、没入感を可視化
「実家」という密室で煮詰まった家族の業を描く怪作です。ページをめくる手が止まらない不穏さは、まさにエモスコア「緊張 8.8/10」。大人のあなたにこそ読んでほしい、現代の怪談です。
エモスコアポイント
『住みにごり』のエモスコア
エモスコア・ハイライト
兄・フミヤの突飛な行動や、家族の歪みが露呈する瞬間のインパクトが凄まじいんですよ。心臓が跳ねるような驚きが待っています。
いつ何が起こるか分からない、張り詰めた空気が常に漂っています。ページをめくるのが怖いけれど止められない、そんな感覚になりますよ。
ムードスコア・ハイライト
人間の業や社会の澱みが濃縮されています。決して明るい話ではありませんが、この重苦しさこそが本作の最大の魅力ですね。
実家の生活音や湿気まで伝わってくるような描写力です。気づけば自分もその「家」に閉じ込められたような気分になりますよ。
編集部の読感ガイド!
- こんなあなたに読んでほしい
- 久々に実家に帰省して、両親の老いと変わらない自室の匂いに、得体の知れない閉塞感を覚えてしまった夜に。
- 読むとどうなれる?
- 「ウチはまだマシかもしれない」という安堵と、人間のどうしようもなさを諦観する、奇妙な落ち着きが得られます。
- おすすめの読書環境
- 深夜、家族が寝静まった後に、ぬるくなった缶ビール(発泡酒)をちびちび飲みながら独りで。
※気になったら、まずは1巻をチェック!
『住みにごり』のネタバレなし紹介
もしあなたが「家族だから分かり合える」という言葉に少しでも息苦しさを感じているなら、この漫画は劇薬になります。結論から言うと、これは現代日本の「家族」という病巣をえぐり出した、今年一番の衝撃作です。エモスコア「衝撃 9.2/10」が示す通り、ただのホームドラマではありません。
物語は、仕事を辞めて実家に戻った29歳の末吉が主人公。そこには、暴力的な父、何を考えているか分からない母、そして長年引きこもっている35歳の兄・フミヤが待っていました。一見よくある「問題のある家庭」に見えますが、兄・フミヤの挙動がとにかく不気味。会話が通じているようで通じていない、そのズレが徐々に決定的な亀裂へと変わっていきます。
この作品の凄みは、笑いと恐怖の境界線が完全に溶けている点です。エモスコア「恐怖 8.5/10」をつけましたが、幽霊が出るわけではありません。「話が通じない人間がすぐ隣にいる」という、現実的な恐怖が淡々とした筆致で描かれています。たかたけし先生の描く、妙に生々しい生活感や、登場人物の濁った目つきは、一度見ると脳裏に焼き付いて離れません。
「きれいごとの家族愛」に疲れた大人にこそ、読んでほしい一冊です。読み進めるうちに、自分の中にある「正常」の感覚さえ揺らいでくるような没入感があります。覚悟を決めて、この「濁り」に足を踏み入れてみてください。
作品基本情報
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この作品とエモスコアの分布が逆の作品
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