志乃ちゃんは自分の名前が言えない
ネタバレなし!感動や衝撃、胸キュン、没入感を可視化
言葉がうまく出てこない。その「焦り」と「孤独」をここまで鮮烈に描いた作品があるでしょうか。エモスコア「切なさ 9.5/10」が示す通り、胸が締め付けられるほどの共感と、魂の救済がここにあります。
エモスコアポイント
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』のエモスコア
エモスコア・ハイライト
言いたいことが言えないもどかしさが痛いほど伝わってきます。志乃ちゃんの震える背中を見ていると、思わず抱きしめたくなりますよ。
安易なハッピーエンドとは違う、泥臭い「自己肯定」の瞬間に震えます。ラストシーンの彼女の表情は、一生忘れられないものになります。
ムードスコア・ハイライト
コンプレックスとの向き合い方が本当にリアルなんです。「克服」だけが正解じゃないと教えてくれる、大人の心にこそ響く深さがあります。
教室のざわめきや、冷ややかな視線まで肌で感じるような描写力です。読み始めると、志乃ちゃんの苦しみが自分のことのように思えてきますよ。
編集部の読感ガイド!
- こんなあなたに読んでほしい
- 会議で発言がうまくできず、帰り道で「なんであんな言い方しちゃったんだろう」と一人反省会を繰り返してしまう夜に
- 読むとどうなれる?
- 「不器用なままでも、生きてていいんだ」と、強張っていた肩の力がフッと抜けて、久しぶりに深い呼吸ができるようになります
- おすすめの読書環境
- 誰もいない休日の午前中、少し温めのコーヒーを片手に、静かな部屋で一人きりで
※気になったら、まずは1巻をチェック!
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』のネタバレなし紹介
もしあなたが、自分の欠点ばかりが目について「自分なんて」と塞ぎ込んでいるなら、この漫画がその硬い殻を内側から叩き割ってくれます。結論から言います。これは単なる青春漫画ではありません。著者の押見修造先生自身の実体験をベースにした、魂のドキュメンタリーなんです。エモスコア「切なさ 9.5/10」という数字が示す通り、ここにあるのは飾られたドラマではなく、血の通った痛切な叫びです。
主人公の大島志乃は、高校に入学したばかりの女の子。彼女は「自分の名前がうまく言えない」という吃音(きつおん)の悩みを抱えています。自己紹介で言葉に詰まり、クラス中が変な空気になる……あの瞬間の、針のむしろに座らされたような居心地の悪さ。そんな彼女が、音楽好きな同級生・加代と出会い、少しずつ「声」を取り戻していく物語です。
この作品の凄みは、志乃が言葉を発しようとする瞬間の「間」の描写にあります。喉まで出かかっているのに、音にならないもどかしさ。その息苦しさが、ページをめくる指にまで伝わってくるようで、エモスコア「緊張 8.5/10」をつけるに相応しいヒリヒリ感があります。でも、だからこそ、彼女が感情を爆発させる瞬間のカタルシスは凄まじい。上手く歌うことよりも、上手く話すことよりも、もっと大切な「魂の共鳴」が描かれています。ムードスコア「深み 9.2/10」は、この人間臭さゆえです。
社会に出ると、うまく話せることや要領の良さが求められがちですよね。でも、不器用なままでも、泥臭くても、伝えようとする意志さえあれば誰かに届く。35歳の僕も、読み終わった後に「あぁ、このままでいいんだ」と涙が止まりませんでした。コンプレックスを抱えて生きるすべての大人たちへ。あなたのための教科書が、ここにあります。
作品基本情報
この作品とエモスコアの分布が近い作品
この作品とエモスコアの分布が逆の作品
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