いばら・ら・ららばい
ネタバレなし!感動や衝撃、胸キュン、没入感を可視化
『違国日記』の雁須磨子先生が描く、棘だらけの傑作短編集。心の奥底をチクリと刺すような鋭い心理描写に、思わず唸ってしまいます。エモスコア「深み 9.2/10」は伊達じゃありません!
エモスコアポイント
『いばら・ら・ららばい』のエモスコア
エモスコア・ハイライト
叶わない願いや、どうしようもない人間関係のズレが描かれていて、読んだ後に胸がギュッとなるんです。でも、それが不思議と心地いいんですよ。
ギャグ漫画ではないのに、独特の「間」とシュールな台詞回しが最高なんです。シリアスな場面でふと出る人間の滑稽さに、思わずニヤリとしてしまいます。
ムードスコア・ハイライト
一度読んだだけでは汲み尽くせないテーマ性がすごいんです。読むたびに違う解釈ができるような、文学小説のような読み応えがありますよ!
独特の絵柄と世界観に、気づけば引き込まれています。現実と非現実の境界線が曖昧になるような、不思議な浮遊感を味わってみてください。
編集部の読感ガイド!
- こんなあなたに読んでほしい
- 「いい人」でいることに少し疲れ、心の奥で毒づいてしまった自分を「性格悪いな」と責めてしまいそうな夜に。
- 読むとどうなれる?
- 「人間なんてそんなもんだよね」と、自分の心のトゲ(いばら)すらも愛おしく思えるような、不思議な肯定感と安堵感が広がります。
- おすすめの読書環境
- 静かな深夜、少しぬるくなった紅茶を飲みながら、誰にも邪魔されない一人きりの部屋で。
※気になったら、まずは1巻をチェック!
『いばら・ら・ららばい』のネタバレなし紹介
もしあなたが「家族や恋人とは、いつも清く正しく愛し合うべきだ」というプレッシャーに息苦しさを感じているなら、この作品がその呪縛を解いてくれます。結論から言うと、雁須磨子先生の作家性が爆発した、文学的漫画の最高峰です。エモスコア「深み 9.2/10」が示す通り、ただのエンタメでは終わらせてくれません。
この作品は、一見普通に見える人間関係の中に潜む「いばら(棘)」を描いた短編集です。死んだはずの人間が戻ってきたり、家族の奇妙なルールに縛られたり。少し不思議で、でも私たちの日常と地続きにある「違和感」が、独特のテンポで描かれます。決して派手な冒険活劇ではありませんが、ページをめくる手が止まらなくなる引力があります。
特筆すべきは、エモスコア「笑い 8.5/10」と「切なさ 8.8/10」が同居する、唯一無二のバランス感覚です。登場人物たちの会話はウィットに富んでいて思わず吹き出してしまうのに、その裏にある孤独や諦念が痛いほど伝わってくるんです。「あ、この感情、名前はつかないけど知ってる」という瞬間が何度も訪れます。画力の面でも、決して美形ではないけれど人間味あふれる表情の描き分けが凄まじく、一コマ一コマが心に刺さります。
「わかりやすい感動」や「胸キュン」だけが漫画じゃないと知っている、大人のあなたにこそ読んでほしい一冊です。人間の滑稽さも愚かさも、すべてひっくるめて「愛おしい」と思えるようになるはずです。ぜひ、この独特な「雁須磨子ワールド」に迷い込んでみてください。
作品基本情報
この作品とエモスコアの分布が近い作品
この作品とエモスコアの分布が逆の作品
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